自宅に固定電話を設置している方は少なくなってきましたが、固定電話には、加入電話とひかり電話があります。
どちらも固定電話なんですが、その違いとメリット・デメリットを解説
目次
加入電話とは?
一般加入電話、アナログ電話とも呼ばれ、NTT東日本・西日本が提供する固定電話サービスで電話線を使って提供します。
停電や災害時でも、電話線さえ繋がっていれば利用することが出来ます(電話機にもよる)
携帯電話が普及する前はNTTから電話番号を持つ権利(加入権)を数万円で買い、月額利用料を払い自宅に固定電話を設置していました。
今では、加入電話ライトプランのような初期費用が、かからないプランもあります。
料金プラン | 契約料 | 施設設置負担金 |
加入電話 | 800円 | 36,000円 |
加入電話ライトプラン | 800円 | 0円 |
これにプラス工事料金がかかります。
加入電話と加入電話ライトプランの違い
加入電話 | ライトプラン | |
月額利用料 | 1700円 | 1950円 |
加入権 | あり | なし |
利用休止・譲渡などが可能 | 利用休止・譲渡などが出来ない |
初期費用の負担が少ないのはライトプランですが、月額利用料が安いのは加入電話です。
加入権は財産とも言われていて加入権がある場合は利用を休止すること以外にも譲渡や継承・改称などが可能
加入電話はなくなるの?
NTTは交換機の製造を既に終了しているようで、現在の交換機は2025年あたりに寿命がくると言われており、加入電話がなくなると噂をされています。
しかし、NTT側は現時点では加入電話がなくなるとは発表しておらず、2024年1月以降に固定電話の設備を切り替えることを発表しています。
現在の固定電話(加入電話・INSネット)は、2024年1月にNTT西日本の局内設備切替を
予定しています。
切替後も「固定電話(通話)」のご利用継続にはお客さま宅の工事は不要で、お客さまが
現在ご利用中の電話機等はご利用が可能です。
NTTと国の間でも決まりがあるため、NTTは固定電話で、どんなに赤字を出していても勝手に固定電話のサービスを辞めることはできません。
とは言っても、携帯電話が普及している中、固定電話に物議を醸しているので、今後はなくなる可能性もあると言えます。
ひかり電話とは?
加入電話が電話線を使って提供するのに対し、ひかり電話は光回線を利用して提供するので、加入権も不要。自宅に電話線がなくても光回線があれば契約出来ます。(工事料金はかかる)
ひかり電話のメリット
一番のメリットは料金が安いこと。比較してみました。
加入電話 | ひかり電話 | |
基本料金 | 1700円から1950円 | 500円 |
固定電話へかける際の通話料 | 最大40円/45秒 (距離により変動) | 8円/3分 |
通話料も加入電話は距離によって変わるが、ひかり電話は通話時間によって料金が決まります。
番号ポータビリティをして請求の一本化
加入電話の番号を持っている方は、加入権の有無に関わらず番号ポータビリティ(固定電話番号の引継ぎ)が出来ます。その為、ネット+電話の請求が一本化できます。
電話番号を持っていない方は新番発行してもらえます。
通話品質がいい
光回線は通信速度が速く、高品質な通信が出来るので、アナログ電話より高品質でクリアな音質です。
ひかり電話のデメリット
アナログ電話は電話機にもよるが、電話線が切れていなければ停電時も利用出来るのに対し、ひかり電話は停電の時は利用出来ません。
しかし、今は携帯も普及しているので、そこまでのデメリットではないと思います。
ネット回線が出来ないと利用できない
インターネット回線を通じてひかり電話を提供しているので、ひかり電話のみの契約は出来ません(フレッツ光とコラボレーション光のみ)。
eo光やケーブルテレビ会社などは、条件によりインターネット契約をしなくても出来る場合があるそうです。
結果、ひかり電話はどうなの?
加入電話にも加入電話の良さがありますが、今から固定電話を持とうとしていて、尚且つインターネット回線を利用するのであれば、料金も安い上に手軽に手続きも出来るのでひかり電話がオススメです。
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